管理人は自己破産したことが幸いにもありません。しかし、自己破産をした後の不自由なことはなんだろうという疑問が常々ありました。そこで書籍などで調べてみると意外にもそんなに不自由しないことが分かりました。
自己破産するためにはそれなりの条件はありますがそれが通れば一定の財産を除き差し押さえされることになります。生活に困ることがないように配慮されたものが差し押さえ免除の項目になっていますので裸一巻からのスタートというわけでもありません。
噂で多い、選挙権を失うということもまったくのデタラメで、戸籍、住民票にもまったくもって記載されることはありません。本籍地の破産者名簿に記載される程度でこの書類は本人以外が閲覧することはできないので一般の人にはわかりません。また官報には載ってしまいますが普通の人は官報など見ることはありません。実際あなたの周りでも官報を愛読している人はいないと思います。
一部の業種(弁護士、公認会計士、税理士など)の破産者でないことが条件の資格以外は喪失することもなく、会社も解雇になることはありません。破産者が就けない職種はあるにはありますがそれ以外ではこれといって不利益なことはないのが現状です。
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